愛媛県松山市といえば、古くからの歴史をほこる道後温泉で有名です。どれくらい昔からある温泉なのかというと、およそ3,000年以上前からあります。（参考：公益財団法人 松山観光コンベンション協会）
このように、はるか昔より多くの人がおとずれている道後温泉。実は健康効果が期待できる泉質なのはご存じでしょうか？今回は愛媛県道の道後温泉について特集します！
【伝説】白鷺の傷をいやした道後温泉
道後温泉には古くから伝わる白鷺伝説があります。以下に内容をまとめました。
＜道後温泉の源泉発見伝説＞
足に傷を負った白鷺が、岩の間から湧き出ていた源泉に傷口をつけて、その後元気に飛び去ったのを見た人たちが自分たちも入ってみると、疲れが取れたりカラダの痛いところが治ったりしたことから、みんなが入浴するようになったらしいんよ！（引用：公益財団法人 松山観光コンベンション協会）
この伝説からわかるように道後温泉は傷を治すだけでなく、体の不調を治す効果が期待できます。
余談ですが歴史上に名をはせる伊藤博文や夏目漱石、与謝野晶子などが道後温泉をおとずれた話は有名です。ほかにも道後温泉には日本で唯一の皇室専用の浴室「又新殿（ゆうしんでん）」があり、かつて昭和天皇がご入浴されました。
健康になれる！？道後温泉の泉質や効能を解説
ここでは道後温泉の泉質や効能を解説します！
道後温泉の泉質：アルカリ性単純温泉
アルカリ性単純温泉とは、“単純な成分の入った温泉”という意味ではありません。温泉のなかに入っている成分量が一定に達していないことからそう呼ばれています。つまり、成分が薄いため体にやさしいです。ほかの温泉とは違い刺激が少なく、お年を召された人でも安心して入浴できます。
ちなみに道後温泉の泉温は、源泉が47.8℃とやや熱めの温泉です。筆者は実際に入ったことがありますが、体の芯までポカポカになりましたよ！
道後温泉の効能や適応症
道後温泉に入浴することで効果が期待できる病は以下のとおり。
ひとつの温泉に入るだけで、これほどたくさんの病気や怪我に効果的とはおどろきですね。
道後温泉本館はリニューアル工事中！
道後温泉には数多くのお宿があります。なかでも名高いのが、1890年代より営業している道後温泉本館です。
長年にわたり歴史をきざんできた道後温泉本館は現在、保存修理工事に入っています。
（平成31年1月15日（火）〜）そのため休憩室がある2階以上には入室できません。ですが1階の「神の湯」でお風呂に入れます。
いまは工事のかねあいで建物の一部が立ち入り禁止なのですが、立派な湯宿です。道後温泉にお出かけの際は、ぜひお立ちよりください。
まとめ：白鷺伝説で名高い愛媛県の道後温泉！健康になれる効能をご紹介
今回は道後温泉の伝説や効能などを特集しました。白鷺伝説のほかにも「玉の石伝説」といって、大国主命（おおくにぬしのみこと）が愛媛県にやってきたというお話も残されています。もしご興味があればそちらも検索してみてくださいね！
また、道後温泉はリウマチや冷え性などに効果的な温泉です。これから先の季節は、寒さにより筋肉がこわばったり体が冷えやすくなったりします。
さまざまな病気にかからないためにぜひとも温泉に入り、お身体をいたわってくださいね。
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