ふぐの女王 マフグ
ふぐ、と聞くと山口県を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?ふぐは山口県を代表する高級魚で、県魚にも指定されています。中でも有名なのは、トラフグですよね。
ですが、近年トラフグに次いで人気を集めているフグがあるそうです。それが、マフグ。
価格はトラフグよりも安価ながら、トラフグよりも旨味が成分が多く、漁師の方でもこちらの方を好んでる方も多いそう。「ふぐの女王」とも呼ばれるマフグに注目してみましょう!
トラフグとマフグの違い
まずは、トラフグとマフグの違いをご紹介。
マフグの特長
体表に棘がなくなめらか。ここからナメラフグの名がある。尻鰭は黄色みを帯びる。胸鰭後方に黒い斑紋がある。(引用:市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク | マフグ)トラフグの特長
胸鰭上後方に白い縁取りのある黒い大きな斑紋がある。紡錘形で背と腹側に小さな棘を密集させている。歯はクチバシ状で癒合して4枚の板になっている。(引用:市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク | トラフグ)
マフグの大きさはトラフグより少し小さく体長40cmほど。美しい飴色をした身の色と、トラフグにも劣らぬ旨味が特徴とのこと。見た目からもはっきりと違いが判りますね。
マフグの栄養価は?
ふぐは全般的に、脂質が少なく皮や骨のまわりには、老化防止に効果的なコラーゲンを豊富に含んでいます。ふぐに含まれているコラーゲンは美容効果に期待が高い海洋性コラーゲンというもので、美容液などにも使用されています。
その他にも、EPAやDHAも多く含まれているためコレステロール値の低下も期待することができます。
マフグの栄養価の特長には、アミノ酸の一種アスパラギン酸の含有量がトラフグの4倍以上あることが挙げられます。疲労回復に効果があるため、疲れた時にはマフグを食べると元気になれるかもしれません!
また、アミノ酸が多いということは旨味・甘味成分が多いということ。マフグは噛めば噛むほど、甘みが増し口の中に美味しさが広がります。
おすすめのフグ料理屋
では、最後におすすめのふぐ料理屋さんをご紹介します。
台東区 浅草にある明治35年(1902年)の創業の「三角」。老舗ながら、こちらではリーズナブルで美味しいフグ料理が堪能できるお店です。

★ふぐ会席コース 7,000円
前菜、唐揚げ、さし、ちり、雑炊、フルーツ
白子焼が絶品なので、コースに追加することをおススメします。もちろん、お食事の際はひれ酒を。ちなみに、ひれ酒は意外と体にいいものです。ふぐのひれからコラーゲンやアミノ酸などがお酒に溶け出し、熱燗とアルコール効果で体も温まります。
この冬に、ぜひふぐを食べに足を運んでみませんか。

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