お父さんが太っていると、自分も太りやすい?

3級対策コラム
 例 題 
母親が太っている場合に比べ、父親が太っている場合の方が、その子供が太っている傾向にある。

 解 説 
答え…
肥満の原因として遺伝の影響は大きいと考えられます。食事を減らしても体重が減りにくい人、たくさん食べても太りにくい人もいます。
両親が太っている場合には、その子供の約80%が、母親だけが太っている場合には60%が、父親だけの場合では40%が太っているとデータの報告もあります。

肥満とは、「取る」カロリーと「出す」カロリーのバランスで決まるので、太り過ぎた体重を維持するだけのカロリーを、常日頃から摂取していることを意味しています。

社会的ネットワークが生活習慣にも影響する

家族は少なからず一緒に食事をする機会が多いです。どうしても太る食生活を一緒にしてしまうと言うことになります。また家族の中に太った人がいて過剰に食べる習慣があると他の家族もそれにつられて栄養素の過剰摂取になってしまいます。といったように、社会的なつながりがある人の食習慣の影響は大きく、自分の食べ過ぎてしまう理由をつい作り上げてしまいがちです。

このような現象は、子どもの成長にも影響を及ぼします。両親が清涼飲料水を好きだったり、甘いものやお菓子をよく食べたりすると、子どもは肥満になる傾向が高くなります。また、喫煙習慣や飲酒、幸せまでもが社会的ネットワークの影響を受けていることがわかっています。

上記データで父親だけが太っている場合に比べ、母親だけが太っている場合のほうが太りやすいという結果は、父親に比べ、母親が子供に与える影響(特に食生活の面で)が大きいと考えられるでしょう。

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