幻の美肌キノコは、北の大地に?!

北海道

幻のキノコ タモギダケ

北海道では一般的な食用キノコとして知名度があるタモギダケ。タモギダケは、鮮やかな黄色のかさが特徴になっているヒラタケ科のキノコです。

ダシがよく出て食感もよく、食べておいしいキノコですが、夏の限られた一時期のみ、北海道や東北の深山で落葉広葉樹の倒木に五月から八月にかけて自生するため、幻のキノコと呼ばれてきました。

食べ方は、うま味成分が豊富に含まれており、吸い物・鍋・炊き込みご飯・お吸い物・天ぷら、などにピッタリです。タモギダケは 「ダシが良く出るキノコ」として有名です。食感は、シメジ・ヒラタケなどのようにシャキシャキとした歯ごたえがあります。

このタモギダケに多くの美肌成分があることが分かっています。

タモギダケの美肌成分

ではタモギダケに含まれる美肌成分をご紹介します。

驚異の美肌成分「エルゴチオネイン」

黄金タモギタケに「エルゴチオネイン」という成分が多量に含まれていることが山形大学薬学部生物資源学科生物機能調節学の貫名学教授によって発見されました。

他のキノコの約10倍!この「エルゴチオネイン」は、活性酸素を除去する強力な抗酸化物質で、ビタミンEの7,000倍もの効力があると言われています。

また、エルゴチオネインはエラスチンを分解する酵素のエラスターゼ(MMP)の活性を阻害することでエラスチンを守り、肌のハリを回復させ、維持する事が報告されています。また、エルゴチオネインはシミやソバカスの原因となるメラニンを生み出すチロシナーゼ酵素の活性を阻害します。

β-グルカン

β-グルカンは免疫力を高め、免疫力を正常な状態に戻す力(ホメオスタシス)を持っています。また、抗酸化酵素(SOD酵素)に働きかけて生体に悪影響を及ぼすいわゆる活性酸素消去効果を持っています。

タモギ茸(乾燥)は、健康キノコとして有名になった「アガリクス」の2倍以上のβ-グルカンを含有していることが分かっています。21.8g/100g (日本食品分析センター調べ)

キシロース

キシロースには、便秘などの改善(大腸内の環境を整え、便中の水分含量を理想的な状態にする)と腸内の腐敗産物生成の抑制効果があります。 タモギ茸にはキシロースが、なんと米ぬかの60倍も含まれています。

キシロース含有比率、米ぬか 0.005g/100g、タモギ茸(乾燥)0.3g/100g(日本食品分析センター調べ)

セラミド

セラミドは、もともと皮膚の組織のひとつで、肌の角質層の細胞と細胞の隙間を埋めてつなぎ合わせている脂質の約半分を占める主要な成分ですが、このセラミドが、タモギ茸には高純度で含まれているのです。

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