石川県といえば金沢市の兼六園や輪島市の千枚田など、あらゆる観光名所で知られています。
それだけでなく、加賀料理をはじめたくさんのグルメがある県としても有名です。
今回は石川県の郷土料理を3つご紹介するとともに、その料理ならではの栄養素を解説していきます!
石川県の郷土料理は何がある?その特徴や栄養素を解説
石川県は山あり海ありの自然に恵まれたところ。そのためたくさんの食材がとれます。
特に海鮮や山の幸などは質が高く格別ですよ!具体的にどんな郷土料理があるのか見ていきましょう。
冬の味覚といえばコレ!ぶり大根
県の魚に選ばれているぶりは、石川県の冬を彩る食材です。
初冬、雷のけたたましい音が鳴り響きます。それをぶりおこしと呼び、地元の人はこの時期になると漁に出かけるのです。
寒い冬に漁獲される天然のぶりは、ほっぺたが落ちてしまいそうなほど絶品。
さかのぼること江戸時代。海でとれたぶりは、いち早く藩主に届けられたと伝えられています。
昔は「ブリ一本、米俵一俵」と言われていたほど、高価な食材でした。
現在では刺身やかぶらずしなどのぶり料理が楽しめます。
そのほかおすすめなのが、ぶり大根。お醤油やみりんの味が、ぶりによくしみこんでいて美味ですよ!
また、ぶりは栄養価が高い魚として知られます。
質のいいたんぱく質がふくまれているだけでなく、DHAやEPAなどの成分が豊富です。これらは脳を活発にさせるほか、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。つまり生活習慣病の予防に効果が期待されるということ。
いつまでも健康的でいたいなら、積極的に食べるべき魚です!
鴨肉を使った煮物・じぶ煮
じぶ煮とは鴨肉やすだれ麩(ふ)、季節の野菜などを煮たものです。
口にした時とろみがあるのは、鴨肉に小麦粉がまぶされているため。
江戸時代ごろには、じぶ煮を身分の高い人(武士や天皇など)に献上していたといいます。一方、庶民は秋から冬にかけてやってくるわたり鳥をつかまえて、みずからじぶ煮を作っていたとのこと。
時が過ぎ、現代では料亭や割烹などで提供されています。
さて、じぶ煮の主役と言っても過言ではない鴨肉。ヘルシーかつ、栄養価が高いことで知られています。
特にビタミンB1とB2、および鉄分が他の肉よりも多くふくまれているのが特徴。これらのビタミンは美しい髪や肌を作ることで知られています。日頃から美容に気を使っているあなたにこそ食べて欲しい食材です!
魚で作った醤油の料理!いしる鍋
いしるとは魚で作った醤油のことを言います。地域によって異なりますがマイワシやサバ、アジなどが主な原料です。
また、イカに塩をくわえて一定期間発酵・熟成させたあと加工して作る場合もあります。
ちなみにいしるは、秋田県のしょっつるや四国地方のいかなごと並び日本三大魚醤(ぎょしょう)のひとつ。
諸説ありますが、いしる鍋はおよそ1,700年代ごろから作られていると言われています。
いしると一緒に新鮮な魚や野菜などを入れて食べるのが一般的です。色々な風味の効いた出汁が食欲を誘いますよ。
石川県ならではの魚醤油・いしるですが、体に嬉しい成分でできています。
例えば血や肉、骨などを作るのに欠かせないタンパク質。その成分はアミノ酸によって作られています。
また、いしるにはたっぷりとアミノ酸がふくまれているため、健康的な体を作りたい人にうってつけの食材ですよ。
他にも大豆でできた醤油にくらべ、糖質が少ないのもポイント。
糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を気にされているかたや、ダイエットを頑張るかたにもおすすめです!
石川県の味を楽しむとともに、健康について考えよう!
石川県の郷土料理3つをピックアップしました。
あなたの気になるグルメはありましたか?筆者のお気に入りは、身の引きしまったぶりですね。北陸地方でとれた魚はどれもおいしいのですが、なかでもぶりは美味ですよ。
今後、石川県をおとずれた際にはぜひ郷土料理をご賞味ください。また今回紹介した栄養素のお話も思い出していただけると嬉しいです!
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