長野県の「あんず」を食べたい3つの理由

長野県

甘酸っぱい味わいが特徴のあんずは、長野県の名産品です。

花が咲く時期には観光地として人気を集め、果実は栄養満点で体に嬉しい効果がたくさん。今回は、そんな魅力満載のあんずについて、長野県とのつながりや栄養素、おすすめの食べ方をご紹介します。

「ひと目百万本」のあんず

長野県は、日本有数のあんずの産地。なかでも長野県北部は果実の生産だけでなく、春先に咲くあんずの花が観光地としても有名です。一面が花で埋め尽くされたような景色から「ひと目十万本」とも言われており、花が咲いている1か月の間に10万人ほどが訪れます。

そんな長野県のあんずのルーツは、江戸時代までさかのぼるといわれています。きっかけは、当時長野県北部の松代藩に、お姫様が嫁いできたこと。お姫様は、故郷である伊予宇和島藩(現在の愛媛県)からあんずの苗を持ってきたそうです。これを嫁いだ先に植えたものが、現在も地域で栽培されているあんずの原型なんだとか。

このお話はひとつの説ではありますが、長野県で古くからあんずが栽培されていたことが想像できますね。

長野県のあんずを食べたい3つの理由

あんずはもともと、薬用の果実として栽培されてきました。つまり、体に嬉しい栄養素がたっぷり詰まっているということです。そこでここでは、あんずを食べることで期待できる3つの効果をご紹介します。

美肌を目指せる

あんずは、果実類のなかでもトップクラスのβカロテン含有量を誇ります。βカロテンは体内に入るとビタミンAへと変換されるのが特徴です。

また、皮膚や粘膜の細胞を健やかに保つ働きがあり、お肌のターンオーバーがスムーズに行われるようになります。肌の潤いやツヤがアップし、シミやしわができにくくなるのが嬉しいですね。

風邪や病気の予防ができる

βカロテンは、免疫力アップにも効果的であることが分かっています。ですから、風邪やウイルス感染症の予防のためにも積極的に食べたいですね。

さらに、あんずにはβカロテンの仲間としてβクリプトキサンチンが含まれています。この栄養素は、肝機能障害や動脈硬化、ガンなどのリスクを下げる働きがあります。ただし、生活習慣病の予防をしたい場合は血中のβクリプトキサンチン濃度を高める必要があるので、継続してあんずを食べることが大切です。

有機酸で疲労回復!

あんずといえば、甘酸っぱい味わいが特徴ですよね。この酸味の元となっているのが、有機酸です。有機酸にはいくつか種類がありますが、特にあんずに多く含まれているのがクエン酸やリンゴ酸疲れの原因となる乳酸を分解し、体内をリセットする働きがあります。

これらの有機酸は、体内でエネルギーを作る代謝に欠かせない栄養素でもあります。新陳代謝をアップしてどんどんエネルギーを作り出せれば、疲れ知らずの体になれそうですよね。そのためにも、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸を十分に摂る必要があるのです。

高血圧・むくみの改善

高血圧やむくみは、体内の水分・塩分のバランスが崩れることで起こります。これを正常に保つために欠かせないのが、カリウムです。

カリウムは余分な塩分の排出を促して、細胞の水分量や血圧を調節してくれます。そのため、日ごろから塩分をたくさん摂ってしまう人には特に必要な栄養素といえるでしょう。あんずにはカリウムもたっぷり含まれているので、血圧やむくみが気になる人にもおすすめですよ。

ドライフルーツが特におすすめ!

あんずの食べ方はいろいろありますが、なかでもおすすめなのがドライフルーツにして味わうことです。あんずは「ドライフルーツの王様」といわれるほど栄養が豊富。果実に含まれる栄養素が凝縮されており、同じ量を生で食べるよりも効率が良いですよ。

さらに、干したあんずには体を温める効果があるといわれています。少しずつでも継続して食べれば、冷え性を改善することが期待できますよ。ドライフルーツなら保存がきいていつでも食べられますし、ひと口で手軽に味わえるので継続もしやすそうですね。

この記事を書いた人 / 藤真唯最新記事
長野県生まれ、三重県在住のフリーライター&動画編集者。
読書とダンス、そして旅行に行っておいしいものを食べることが好き。
1つでも新しい発見があるような記事を目指して、執筆をしています。
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