信州人の長寿の秘訣!?野沢菜の魅力に迫る!

長野県

健康・長寿で有名な長野県

長寿大国とされる日本の中でも、トップクラスの平均寿命を誇る長野県。

厚生労働省の調査によると、2015年度の長野県の平均寿命は男性が全国2位、女性は全国1位でした。

同じ年のガン死亡率も、長野県が全国で最も低いという調査結果が発表されています。

亡くなる直前まで元気に生きることを意味する「ピンピンコロリ」という造語が生まれるほど、長野県には元気なお年寄りが多いのです。

信州名物 野沢菜

長野県では江戸時代から伝わる伝統野菜、野沢菜が有名です。

県の北部に位置する野沢温泉村で栽培がはじまり、地元では「蕪菜(かぶな)」と呼ばれてきました。

大正時代に県外からやってきた観光客が蕪菜を気に入り、地名を取って「野沢菜」と呼び始めたことから名前が広がったといわれています。

野沢菜は現在もお土産や郷土料理として県の内外で親しまれていますが、なんと健康に嬉しい成分もたっぷり含まれているのです。

ビタミンC

野沢菜はビタミンCが豊富な野菜です。果物に豊富なイメージの強い栄養素ですが、野沢菜にはみかんと同等かそれ以上のビタミンCが含まれています。
ビタミンCの効能として、免疫力アップが期待できます。免疫力は病気の予防に欠かせない体の機能です。
さらに、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるといわれています。コラーゲンといえば、美肌効果が期待できる成分ですね。

野沢菜は漬物にして食べるのがメジャーですが、ほかの漬物と比べてもビタミンCの含有量が多いのが特徴です。

βカロテン

野沢菜にはβカロテンもたくさん含まれています。
βカロテンは動脈硬化や心筋梗塞など、生活習慣病予防に効果が期待できる栄養素です。その理由として、βカロテンの抗酸化作用が挙げられます。
抗酸化作用とは、体内に発生した余分な活性酸素を取り除く働きです。活性酸素はもともと免疫の役割を果たしているので、βカロテンを摂って正常な値を保つことで、免疫力の強化にも繋がります。

乳酸菌

漬物は発酵食品なので、乳酸菌も含まれています。漬物に含まれる乳酸菌は植物性乳酸菌といい、ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌とは違った種類です。
植物性乳酸菌は動物性乳酸菌よりも酸への耐性が高く、胃酸で死滅することなく腸へと届くことが分かっています。生きたまま腸に届いた乳酸菌は、腸内の悪玉菌を減らして消化を促します。
その結果、便秘や肌荒れの改善などの効果が期待できるのです。

おすすめの食べ方

野沢菜が十分な効果を発揮するためには、食べ方も大切です。
本場である長野県の食べ方を真似て、美味しく効果的に野沢菜を楽しみましょう。

古漬け

野沢菜漬けに含まれる乳酸菌は、発酵する期間が長くなるほど増えます。
一般的にお土産として売られているのはきれいな緑色の浅漬けですが、地元ではさらに発酵の進んだ古漬けも食べられています。やや黄色くなった野沢菜の古漬けは、かすかな酸味が特徴です。
少し好みの分かれる味ですが、乳酸菌をたっぷり摂りたい方にはおすすめなので試してみてください。

野沢菜チャーハン

野沢菜に含まれるβカロテンは脂溶性ビタミンに分類され、油と一緒に摂ると吸収率がよくなるとされています。
そこでおすすめなのが、細かく刻んでチャーハンに混ぜて食べる方法です。野沢菜は炒めると少しほろ苦い風味が出て、大人の味になります。ごま油やラー油とも相性抜群です。
漬物の状態でも、少し水分を飛ばしてからご飯と炒め合わせれば大丈夫。パリパリの食感と塩気が、いいアクセントになります。

長野県では朝昼晩の食事のほか、お茶うけとしても野沢菜が食べられています。
健康に長生きするための成分を豊富に含んだ野沢菜を、継続して食べることが長寿の秘訣とも考えられますね。

この記事を書いた人 / 藤真唯最新記事
長野県生まれ、三重県在住のフリーライター&動画編集者。
読書とダンス、そして旅行に行っておいしいものを食べることが好き。
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