「さつまいも」というと薩摩・鹿児島県を思い浮かべますよね。さつまいもの栄養価が高いのは広く知られています。今回は、さつまいもから作られる「芋蜜」についてご紹介します。
からだに優しい「野菜の蜜 あめんどろ」
芋蜜は、100%さつまいもからつくられています。芋蜜というと、あまり馴染みがない方も多いかもしれませんが、さつまいもが伝わってきた南薩摩地方では昔から芋蜜をつくる風習があったそう。
地元の人たちは方言で芋蜜のことを「あめんどろ」というそうで、地域の味として伝わってきた大切なシロップです。
はちみつでもメープルシロップでもない「野菜の蜜 あめんどろ」はからだに優しく、アレルギーの心配がないため赤ちゃんや妊娠中の方も安心して食べることができます。
芋蜜にぎゅっとつまった驚きの栄養パワー
芋蜜には豊富な栄養が含まれています。もともとさつまいもは「準完全栄養食」といわれ、食物繊維・ビタミン・ミネラルなどをバランス良く含んだ食品。「野菜をひとつに凝縮するとサツマイモになる」と言われるほど栄養価が高いんです。
そのさつまいもを100%使った芋蜜にはさつまいものパワーがぎゅっと詰まっています。
高い抗酸化力
抗酸化力とは、生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素を抑制する働きのこと。芋蜜はちみつやメープルシロップよりもはるかに抗酸化力が高く、紫芋の蜜にいたっては、はちみつの約36倍もあるんです。
活性酸素を抑えることで、老化やがん、生活習慣を予防できます。若々しくいるためにも身体の中を錆びつかせないようにしたいですね。
食物繊維で腸内環境をキレイに
さつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。
水溶性の食物繊維には、コレステロール値を低下させてくれる効果があります。さらに、ナトリウムを吸着してくれるため体内の塩分量を整え血圧を下げる働きをしてくれます。
一方で、不溶性食物繊維は便秘解消に効果を発揮します。さつまいもが便秘解消にとても効果的な理由として、ヤラピンとう成分に秘密があります。ヤラピンは、いも類のなかでもさつまいもだけに含まれる成分です。このヤラピンが食物繊維と一緒に働くことで、相乗効果となり腸の動きを促進してくれるのです。
低GI値で糖尿病予防
芋蜜というので、甘いのはもちろんですが、さつまいも100%で作られているため実は低GI値の食品です。そのためゆっくりと血糖値を上げていくので、糖尿病予防にも効果的です。
芋蜜は消滅の危機にあった!?
実は、芋蜜は実は消滅の危機にありました。代々受け継がれていた芋蜜ですが、「最後の作り手」であった「永野製飴所」の芋蜜づくりの名人・永野チエさんが芋蜜の作りを辞めていたことがあったからです。
ですが、今はその芋蜜を食べることができます。それは、昔ながらの伝統の芋蜜の製作方法を受け継ぐ人が現れたからです。いまでは、東京でもその芋蜜を購入することができます。そのお店は千駄木にある「あめんどろや」。こちらの芋蜜は、無添加の自然食品です。お近くの方はぜひ足を運んでみてください!
昔ながらの製法の芋蜜、日本の伝統シロップをこれからも大切にしたいですね。



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