京野菜とは京都でとれた野菜のこと。
京都府のHPによると、京の伝統野菜の定義は以下のとおりです。
具体的にどの野菜が「京野菜」と呼ばれているのでしょうか?
数ある種類の中から、京のブランド産品に選ばれている京野菜をピックアップ。あわせてどのような栄養素がふくまれているのかもご紹介します!
京のブランド産品とは?
京都で生産されている野菜や果物などの中には、京のブランド産品に認められているものがあります。
京のブランド産品とは「京都こだわり生産認証システム」により生産された、京都産の農林水産物のこと。安全・安心・環境のことを第一に考えられた商品が厳選されています。また、認証しているのは京のふるさと産品協会です。 つまり京都らしさがあって、なおかつ品質や安全性が高い商品のこと。
ヘルシーで栄養満点!京野菜をご紹介
京野菜の一部は京のブランド産品に認定されています。その数なんと31品目!なかでも京都らしい野菜を厳選しました。
水菜のそっくりさん!?壬生菜(みぶな)
京都市中京区に位置する壬生(みぶ)。この地名は、大河ドラマや幕末ファンならばピンとくるかもしれません。誰もが知る新撰組が壬生寺に屯所(とんしょ:兵士などが集まる場所)を置き生活した場所です。
壬生菜は名前の通り、壬生地区で栽培されている野菜。見た目や名前の響きが水菜によく似ています。しかしそれぞれの葉を見ると違いがあるんですよ!水菜の葉はギザギザしていることが多いのに対し、壬生菜の葉は細長く先が丸みをおびています。
それだけでなく、壬生菜はカロリーが低いことでも有名。数値で表すと、100gあたり15Kcalほどです。ダイエット中の人にぜひ食べていただきたい野菜です。
他にも壬生菜は、美肌効果が期待できるビタミンAやお腹の調子を整える食物繊維などが豊富。
京都では漬物やおひたしにして食べられていますが、サラダやチャーハンにすると壬生菜特有の辛味を味わえますよ。
丸い形がチャーミング!聖護院だいこん
今から200年以上前のお話です。京都の聖護院(しょうごいん)に住む熱心な農業家が尾張国(現:愛知県)からゆずり受けた長大根を育て始めました。その後、品種改良の末にできたのが聖護院だいこんです。
丸くて大きな聖護院だいこんを、*炊いたんやおでんにして食べるのが格別。やわらかい食感が楽しめますよ。
*炊いたん:煮物、炊きものの意
他の野菜とは違い、聖護院だいこんは皮ごと食べられます。食物繊維やミネラル、ビタミンCなどがたっぷりとふくまれており栄養満点です。他にも葉っぱにはカロテンや鉄分、カルシウムなどの成分が凝縮されています。
およそ1300年の歴史 がある九条ねぎ
京都を始め関西地方でもっとも多く食べられている九条ねぎ。しっかりとした葉は厚みがあります。さらに濃厚な甘みも感じられるのがポイントです。なぜかというと、九条ねぎの内側には「ぬめり」があるため。ここに甘さがぎゅっと閉じ込められています。
一説によると九条ねぎの栽培が始まったのは平安時代ごろ。現在の京都市南区九条で、水ねぎが育てられていたというデータが残っています。
余談ですが、ねぎのつぼみはお坊さんに似ていることから「ねぎ坊主」とたとえられるんだとか。言われてみるとお神輿の屋根についている擬宝珠(ぎぼし)は、ねぎのつぼみそっくり!
九条ねぎの白い部分には、独特の刺激臭があります。その臭いのもととなっているのは、硫化アリル。その中にふくまれているアリシンには消化を促進させる働きがあります。
また、昔の言葉に「風邪を引いたらねぎを巻くと治る」とありますが、あながち間違いではないようです。ねぎには疲れをとったり熱をさげたりなどの効果が期待できます。
京野菜を食べて病気知らずの体をつくろう!
京都ブランドを背負う京野菜特集でした。
京のブランド産品に選ばれているほど品質が高い野菜たち。今回は壬生菜、聖護院だいこん、九条ねぎをピックアップしました。この3種だけでなく、他の野菜も美味しいものばかりですからぜひご賞味ください!


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