油麩の歴史
宮城県北部に伝わる油で揚げた油麩をご紹介します!
宮城県の登米市という地域で生産されているこの油麩。
そもそも麩というのは1 生麩 2 焼き麩 3 飾り麩 4 揚げ麩の4つに分けられます。
中でも国内での揚げ麩の生産地は宮城県だけなんです。油麩は揚げ麩に分類されます。
もともと、麩は室町時代に明(現在の中国)からやってきた僧侶から輸入された食べ物で、精進料理として出されたことによって各地に広まっていきました。
その後日本では、戦国を代表する茶人千利休が生麩を焼いて茶会の菓子として出されたのを機にさらには江戸時代になると一般家庭へと麩が定着するようになりました。
宮城には油麩が定着したわけですが、登米地域では古くからお盆に精進料理が出されているのです。
油麩の魅力
実は国外にも油麩を食す地域があります。それは上海です。上海の油麩は丸い形をしていますが、宮城の油麩は細長い形状でちょうどパンに似ているんです。
この油麩、元は小麦粉を水で練ってできるグルテンと言う材料を用いています。そのため非常に栄養価が高いのです。
油麩は低カロリーのため、手軽にタンパク質をとることができます。しかも油麩はダイエットや美容効果もあるんです!
ダイエット効果
白米と違ってタンパク質であるグルテンが含まれているため、炭水化物の量が少ないんです。そのため、糖質、脂質、コルステロールが低いためダイエットに最適なのです!
お肉の代わりにステーキとしても地元では食べられています。ぜひ日々ダイエットに励んでいるみなさんは、お試しになってはいかがでしょうか?
美容効果
油麩にはダイエットの他にも美容効果もあるんです。その理由がプロリンという成分。
プロリンはアミノ酸の一種で、さらに肌に良いとされるコラーゲンを作り出す成分でもあるのです。そのため、油麩を食べることによってもちもちの肌になることまちがいなしです。
油麩を使ったさまざまな食事
ここからは、油麩を使ったさまざまな食事をご紹介します!
油麩丼
油麩を使った親子丼の鶏肉をそのまま油麩に変えたような食べ物になります。
ダイエット以外にも肉が苦手という方もいらっしゃると思います。そのような方にぜひ食べていただきたい一品です。
近年開催されているB級グルメに出展されたほどの油麩丼。
一度食べたらやみつきになります。
油麩カナッペ
調理前の油麩はラスクのような歯ごたえがあります。素材をそのまま生かす食べ方としてカナッペが上げられます。
油麩にチーズやトマト、キャビアなどを乗せるとクラッカーと変わらず美味しくかつヘルシーに食べられます!
油麩のきのこ汁
ヘルシーな食べ物としてきのこ汁はかかせないと思います。このきのこ汁に油麩を投入します。
きのこの他にしいたけ、なめこ、しめじ、えのき、長ねぎ、小松菜が入っており、味付けはめんつゆと水という、なんともシンプルながら、油麩を入れるだけで一味違う味わい深い一品になるのです。
油麩の酢の物
暑い季節みなさん酢の物を食される方も多いかと思います。普通酢の物といえばわかめときゅうりだと思います。そこへ油麩を入れてアクセントを付けます。
油麩のふわふわとした食感ときゅうりのしゃきっとした好対照な食材が口の中でハーモニーを奏でてくれます。
油麩と豆苗炒め
みなさんの中にも、もしかしたら豆苗を育てている方がいるかもしれません。なんとこの油麩は豆苗ともあうんです!
塩こしょうに、にんにく、創味シャンタンを入れることによって、ヘルシーなのに風味豊かで、まるで炒めた肉を食べているような感覚におちいるんですよね。それほどおいしいのです。
いろいろな食べ方があり、ただおいしいだけではなくダイエットや美容効果もある油麩。最近ではインターネットの注文でも油麩を手に入れることができます。
在宅ワークなどが増える中、自宅で料理をする方が増えていると思いますが、これを機会にぜひ油麩料理を作ってみてはいかがでしょうか?


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