長崎県は「びわ」の一大生産地として有名です。全国の生産量のうち918トン、割合にして30%以上を長崎県が占めています。
今回は、江戸時代から栽培されている長崎びわについてご紹介。びわのカロリーや豆知識などをまとめました。
長崎びわはどのように栽培されている?
長崎びわは露地栽培(※)がメインです。ところが近年では寒害から果物を守るために、ハウスでも栽培されています。
びわはあらゆる果物の中でもめずらしく、冬の11月から2月にかけて花が咲きます。そのあと、農家の手によって果実ひとつ1つに袋がけがされるのです。理由は、びわの皮は非常に傷つきやすいからです。
こうして大切に栽培されたびわは、ハウス栽培では2月から4月に、路地では5月から6月に収穫されます。
(※)露地栽培:温室や温床など、特別な設備を使用せず、太陽のもとにさらされた耕地で作物を育てる方法。
長崎びわの4品種をご紹介!
主に長崎県で栽培されている、びわの種類を4つご紹介します。
平成21年に品種登録された新種 なつたより
なつたよりは、長崎県農林技術開発センターで誕生したびわの品種です。平成21年(年)に長崎早生と福原早生を組みあわせた結果、当品種は生まれました。
なつたよりの特徴は、大きく分けて4つです。
- 重さは60gで、果実は丸みを帯びている
- 果肉はやわらかくジューシー、そのうえ糖度が高いため甘味を感じられる
- 他の品種にくらべなつたよりの出荷時期は早め。5月中旬から下旬ごろ
- 寒害からびわを守るために、簡易ハウスで保温されている
ハウス栽培されている 長崎早生
先述したとおり、びわは寒外に弱い果物です。あらゆるびわの中でも、とくに長崎早生は寒さに弱いことからハウス内で栽培されています。早いと1月ごろ収穫されることがあるびわの品種です。果肉はやわらかくジューシーで、甘味も感じられます。
江戸時代から育てられている 茂木種
さかのぼること江戸時代に、長崎県でひとりの女性が唐びわの種子をもらったあと、土に埋めて育てたことが始まりとされるのが茂木種です。
長崎県の茂木地区で主に栽培されているため、この名がつきました。栽培面積は全国シェアの半数以上を占めています。
果実が大きい 福原早生
福原早生は果実が大きいのが特徴的なびわです。ほとんどの場合、店頭では「長崎甘香」の名前で販売されています。
びわのカロリーはどれくらい?
甘味があって、食感はジューシーなびわですが、カロリーはどれくらいなのでしょうか。
リサーチしたところ、100gあたり40Kcalであることが判明しました。(参考:カロリーSlim びわ)
ちなみにびわは、ビタミンAやマンガンが豊富に含まれている果物です。ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康状態をキープさせる働きがあります。
一方でマンガンとは、あらゆる酵素を構成する成分になったり、酵素を活性化させたりする栄養素です。骨を形づくるのに必要なほか、糖質や脂質の代謝にはたらく酵素の手助けをしています。
まとめ:長崎県はびわの一大生産地! 低カロリーなダイエットフルーツの秘密
日本ではおもに、長崎県や九州地方で多く栽培されている「びわ」についてご紹介しました。
品種によっては江戸時代からずっと育てられているものもあり、歴史の古い果物なのですね。
その上、カロリーはたったの40Kcal(100gあたり)であると分かりました。びわはまさに、ダイエットに適したフルーツです。
食べかたは生食以外に、ゼリーやジャム、コンポートなどにして食べるとおいしいですよ!小腹が空いたときは、お菓子のかわりにびわを召しあがってみてはいかがでしょうか。


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